死刑相当事案の刑事裁判の意味
 
              大阪弁護士会所属
                    弁護士 五右衛門
 
 京アニ事件に関連し
@ 被告人の意思と無関係に控訴した弁護人を非難する言説が見受けられる
A 弁護人の家族が被害者であっても、それを許すのかと、、
 
 人命を最も尊いものとする現代の法文化において、上記@のような、弁護人を非難する言説は、極めて不当なものであって、よくないものなのです。
 
 
 現代のあるべき法文化
 京アニ事件のように、どんな裁判官が担当したとしても、現在の日本の裁判制度では「死刑しかない」事案であったとしても、十二分な刑事裁判手続きが必要なのです。
  弁護人が「控訴する」というのも、当然なのです。この弁護人の行動を「不当であるとして、非難すること」こそ、非難されるべきことなのです。
 
 なぜ、なのか
 人命を最も尊いものとする現代の法文化の下において
 今回の事件のように、現在の日本の、どの裁判官が担当したとしても、「死刑しかない」というような事案であったとしても、望ましい、「法文化」は言うのです!!
 
 
 本当に、死刑で、いいんですか
 見落としているものは、ありませんか
 被告人の情状として、もっと考慮すべきものはないのですか、、
 見落としていませんか、、、、
 見落としていませんか、、、、、と
 
 現代の法文化は、人を信用していないのです
 愚かな人間を信用していないのです
 裁判官も
 愚かな人間の、、ひとりです
 愚かな裁判官を、信用していないのです
 
 だから、、、
 何度も、尋ねるのです
 
 本当に、死刑で、いいんですか
 見落としているものは、ありませんか
 被告人の情状として、もっと考慮すべきものはないのですか、、
 見落としていませんか、、、、
 見落としていませんか、、、、、と
 
 このようなプロセスを経由しても、、
なお
 「死刑を回避すべき事情」が見つからなかった場合に
、、、、、 、、、、、
、、、、 、、、、、
 初めて
 その人に
 13階段を 登って頂くのです
 
 これが 
 人命を最も尊いとする。現代の法文化なのです
 
 例え、死刑になることが間違いないと思われる事案であったとしても
 
 本当に、死刑で、いいんですか
 見落としているものは、ありませんか
 被告人の情状として、もっと考慮すべきものはないのですか、、
 見落としていませんか、、、、
 見落としていませんか、、、、、と
 
なんども
 問いかけるシムテムこそが
    人命 尊重の法文化の システムなのです
 
 ここを 
   よ〜〜く、考え、理解をして欲しいのです!! 
 
・・・・・・・・・・・
 愛する家族を殺された人は
      犯人について、直ちに 死刑にせよ!!
 叫ぶでしょう
 
 京アニ事案で控訴した弁護人弁護士も同様かもしれない
でも
 そこに 矛盾はないのです
 
 被害者側の悲しみ、怒り
 あるべき人命 尊重の法文化
とは、別個のものなのです
 
 よ〜〜〜く 考えて 下さい!!   
<<<<<<<<<<<<<<
、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、
 このような
   あるべき人命 尊重の法文化が
将来
 無実の罪をきせられるかもしれない、、、
あなたの  ひ孫を 
  助けることになるかもしれないのです!!