神は嘘つきだ!!
   −人間の喜怒哀楽の構造−
 
 人間の喜怒哀楽の表現は様々ではあるものの、
              その構造には共通点がある。
 
 それは
 精神の・・・緊張と弛緩・・・である。
 
 何故、オカルト恐怖映画が放映されている映画館の中で、
ときおり観衆の笑い声がでるのか・・恐怖のなかの笑い声
 
 何故、恐怖に怯える子供たちは、母の顔を見た瞬間・・・
泣くのであろうか・・この涙は、恐怖の涙ではない・・
 すべてを受容してくれる母のもとへ・・飛び込む・・解放
感からの喜びの涙である
 
 何故、男たちは、ある種の緊張を求めてさまようのであろ
うか
・・・それは、来るべき解放・・精神の弛緩と快楽が待って
いるから・・か
 満杯になったダムが、一気に放流されるが如く・・・
 
 精神の・・・緊張と弛緩・・・そして、弛緩から緊張へ
 
 この緊張と弛緩という構造のなかに、人間の喜怒哀楽と快
楽と失望と絶望がある。
 
  緊張のみの持続は人間に苦痛を与え、
            弛緩の持続は人間廃業に陥れる
 
 人間に適度の緊張感をもたらす・・・ふうりん・・・は、
やがて弛緩がくることが予定されているが故に、快楽と快感
を呼び起こす
 
 この人間の喜怒哀楽の構造を理解しない人たちは、錯覚
する!!
 
 ふうりん・・の快楽を!!
 ふうりん・・であるが故の・・ただ、それだけの快楽であ
るかも知れないことを!!
 
 神は嘘つきだ!!